2025.02.26
労働安全衛生研修会を開催しました
宮城県補助事業を活用して『労働安全衛生研修会』を開催しました。
〇日時:令和7年2月21日(金)14:00~16:00
〇会場:宮城県建設産業会館 1階大会議室
〇後援:宮城労働局 宮城県 仙台市
〇内容:『産業廃棄物処理業における労働災害防止対策について』
・産業廃棄物処理業の労働災害発生事例とその防止対策
・「安全衛生規程」の作成について
・労働災害発生時の対応について
・未熟練労働者の安全衛生教育について 等
講師 宮城労働局 主任産業安全専門官 熊谷 昭彦 氏
〇参加者:98名
研修会の前半は、宮城県における労働災害の発生状況と3例の産業廃棄物処理業の発生事例について、発生状況、原因の所在、共通する問題点等を具体的に解説していただきました。特に時間の経過とともに注意する意識が薄れていくことから、繰り返し事例に触れる機会をつくっていくことが必要であると話されていました。
研修会後半は、『労働災害発生時の対応について』説明があり、非常時にはどうしても慌ててしまうため、普段からマニュアルや連絡体制を整備し、訓練することが適切な初動対応につながると話されていました。また、労働災害発生時の措置についてフローチャートで説明いただき、労働災害後は災害調査・分析により原因を突き止め、災害対策を樹立することの重要性を説いていました。
最後に『未熟練労働者の安全衛生教育』について説明があり、教育計画の作成や7つの教育方法、効果的な教え方等について解説いただきました。「安全衛生教育は作業が安全、確実に行われるよう「現状」と「あるべき姿」の差(問題点)を埋めるために実施する」と話されており、安全衛生教育の根本的な目的について考える機会になったと感じました。
今回の研修会で得た情報を社内に持ち帰り、事故のない職場づくりを目指していただければと思います。

